TANTON FARM

放牧豚、炭豚 tanton とは。

炭豚(tanton)牧場では、自由な発想を元に豚舎の建築から立ち上げまでを近隣の仲間たちの手によって同じ目線、同じ想いを持った仲間でゼロから立ち上げました。

牧場は本来、先祖や親戚などが行っている牧場を引き継ぐ、もしくは改修してスタートすることが多く、新規参入すると伝えた際は、飼料屋さんや取引先さんに大きく驚かれたりしました。心配する仲間も居ましたが、そんな仲間も日夜手伝いに山に来てくれました。

豚舎に欠かせない木材調達や鉄骨・杭、さらには夏から秋にかけて熊さんが遊びに来るので防御策や電気柵など…。2年かけた構想を実際に立ち上げるとなると、頭ではわからなかったことが次から次へと巻き起こり、その時にも壁を乗り越えられたのは仲間が居たからだと思います。

放牧豚と言っても多くの問題があります。豚の品種はどうするのか?飼料、加工場、販売先、お客様。

こだわり。

東京ドーム1つ分の広大な北海道の大地に20頭の豚さんが駆け巡ります。適度な草原を残しながらの放牧は山地放牧そのもので、斜面を登り勢いよく走ってくる(たまに足を挫いたり)。自ら鼻で土を掘り起こし、蓬や根などを掘り起こし植物を食べて育ちます。

飼料に関しても地域の特性を生かすべく、従来の海外飼料に頼るのではなく、地場にある製麺所さんからの副産物や商品にする際に出る、『そと皮』だったりの農業副産物。酒蔵から日本酒を絞った後に出る『酒粕』。地域料理店から出る『おから』などを主食とし、微粉砕の加工場から出る大豆やきなこなどの副産物を与えています。

炭豚ファームでは、せまい豚舎の中で飼育する一般的な養豚ではなく、土や山・自然と関わりながら、ストレスを与えず、自ら免疫力を高めることことができる養豚を目指しています。